消化器疾患の専門医師「消化器病専門医」とは

大腸癌やクローン病、食道癌や逆流性食道炎など、消化器に起こる疾患に関する専門的かつ高度な知識を持つ医師が「消化器病専門医」です。

しかし、これらに関する高度な知識を持ち、また、消化器病の症例に多く携わってきた医師であっても、それだけでこの専門医が名乗れるわけではありません。

専門医とは抽象的な意味ではなく、各学会に認定されなければ名乗ることができない、いわば称号なのです。
各学会が行う試験に合格する必要があるため、資格という表現も出来るでしょう。
消化器病専門医は、日本消化器病学会がその試験を行っています。

画像出典元:http://www.miyake-cl.com/menu/

専門医の資格取得のすすめ

この専門医は、消化器病医療の発展を促すために設けられた資格。
必ずしも認定を受けていなければ消化器病の治療に携われないだとか、この分野の発展に貢献できないだとか、そういったことはありませんが、この認定資格の存在によって消化器病への理解も進み、研究がさらに発展する事は間違いないでしょう。

今後もこの分野で貢献していきたいと考えるのであれば、転職後のことも考え、専門医の資格取得を目指すことをお勧めします。

総合内科専門医や皮膚科専門医など、各診療科目に設けられている専門医制度ですが、その認定試験を受けるための条件、いわゆる応募資格や申請資格と呼ばれるものは各学会ごとに異なっています。

学会に所属していなければならない点は共通しているものの、どの程度の期間属している必要があるのかなどはまちまち。
消化器病専門医は、日本消化器病学会に4年以上継続して属している必要があります。

学会主催の講演会などに出席実績があることも申請条件として定められており、また、指定された他の専門医や認定医試験に合格していることも必須条件の一つとなっています。
医師免許を持ち、消化器病分野の臨床に携わってきただけでは認定資格を得ることはできないのです。

他の科に転職になっても、消化器病専門医の資格は大きな意義を持つ

消化器病専門医の資格が大きな意義を持つことは、ここからも理解できるはず。
ただの医師とは異なり、それだけの経験と高度な知識を有していることが証明されるわけですから、例え消化器科以外への転職になったとしても、この資格は十分に医師としての能力と見識が備わっていることを示してくれるでしょう。

他の分野の専門医と比較しても、人数が非常に多い消化器病専門医。
それだけ、この資格を有していることに利点を感じている医師が多いとも言えます。
高齢者の割合が増えれば増えるほど消化器系の疾患数は増えるため、専門医の需要も減ることはまず考えられません。

市場価値も当然上がり、転職時には、希望に沿った医療施設で働ける可能性が高まります。
そのため、社会にとっても自分にとっても非常に有意義な資格であることは間違いないのです。