高齢化により重要性を増す「腎臓専門医」の資格

日本は腎臓に関わる疾患を患う人が非常に多いと言われています。
この数は高齢化などの波とともに、今後さらに増えていくと予想されています。
だからこそ重要性を増すのが腎臓専門医と呼ばれる資格です。

すべての器官や部位に言えることですが、腎臓も、この部位のことを熟知し、関連する疾患の診察や治療の知識とスキルを持った医師の育成は大きな課題となっています。
日本腎臓学会では、上に挙げた腎臓専門医の資格認定を行っており、腎臓疾患分野の診療スキルをアップさせようと取り組んでいるところです。

腎臓専門医資格の審査を受ける為の条件

この資格は審査を受けることで得ることができます。
日本の医師免許を持ち、日本腎臓学会の会員として5年以上経過しており、さらには日本内科学会認定内科医の資格を有して3年が経過しているなど、必要な条件をクリアしていなければ、この資格の審査を受けることすら許されません。

日本腎臓学会の指定する研修機関で働いた経験も必要ですが、その勤務日数も事細かく指定されています。

申請を行うだけでこれらのハードルを越えなければならず、もちろん申請後の資格試験にパスしなければ、腎臓専門医として認められることもありません。
また、5年ごとに更新のための審査を受ける必要もあります。

専門医を名乗る、あるいは専門医として名乗り続けるためにはこれだけのことをクリアしなければなりませんから、裏を返せば、専門医となれば大きな価値を手に入れることにもなるでしょう。

その一つが、転職を有利に進めることができるというメリット。
最初に述べたように、腎臓に関する疾患に対して的確に診療が行える医師のニーズは確実に増えていきます。
それにつれて、高い能力を持った医師の価値も見直されていくことでしょう。

腎臓病の治療を行う医療機関にとっても、専門医の資格を持っている医師の存在は大きく、是が非でも採用したいと思うはず。
それが収入アップや地位向上に直結することは間違いありません。

「透析管理ができる医師」を求める動きは大きい

腎臓病といえば人工透析ですが、透析管理のできる医師の役割も今後必ず増してきます。
そして、この分野には透析専門医と呼ばれる資格もあり、こちらも当然のように重宝される存在となっていくでしょう。

透析専門医を認定するのは日本透析医学会です。
腎臓の専門医と同様に、学会に在籍しており、然るべき研修を受けていることなどが資格申請の条件となります。
この資格も、もちろん転職を有利にしてくれるはずです。

透析専門医の数も徐々に増えてきてはいますが、まだまだ足りない状態。
可能であれば早めに資格を取得し、有利に転職を進めてみではどうでしょうか。