各診療科目に関する専門的な知識や、技術を有することを客観的に証明するための専門医制度。
各診療科目の学会が試験を実施し、それに合格するとこの専門医の資格を得ることができます。

医師の中には、専門医の資格取得を目指す人と、そうではない人がおり、中には否定的な考えを持つ人もいるようです。
しかし、以前ほどその傾向は減ってきているのも事実。

なぜなら、やはりこの資格を持っているのと持っていないのとでは、例えば転職を考えた時に、その結果が変わることが往々にしてあるからです。

今後ニーズが高まる「心療内科専門医」の資格取得

もし心療内科に勤めており、転科ではなく勤める病院やクリニックのみを変えようとしているのであれば、「心療内科専門医」の資格取得をお勧めします。

高齢化社会を迎えると共に、現在の日本社会はストレスが溜まる構造になっているため、心療内科の役割や重要性はこれからも増していくと考えられます。
つまり、心療内科専門医のニーズも、今後必ず高まってくるのです。

専門医の資格を取得できなければ心療内科医として活躍できないというわけではありませんが、患者さんは、より専門的な知識を持った医師を頼りたいはず。
インターネットを利用すれば、この専門医や専門医のいる医療施設を検索することも可能です。

これが何を示すかといえば、医療施設も多くの患者さんを迎え入れるためには、専門医の確保が必要であるということ。
同じような経歴を持った二人の心療内科医が応募してきた時、一方は心療内科専門医であり、もう一方はこの資格を持っていなければ、迷うことなく前者の採用を優先させるのです。

これが、専門医の資格を取得しておくメリットであり、それを強くお勧めする理由です。
総合内科専門医や小児科専門医などは、すでに1万人以上がその資格を持ち診療等を行っていますが、心療内科専門医はまだ100人程度。
今後ニーズが大幅に伸びると見られているにもかかわらず、その数自体が少ないのです。

需要と供給のバランスを考えれば、この資格を持っているだけでも、大きな価値があると言えるでしょう。

心療内科専門医認定審査を受ける為の条件

心療内科専門医認定審査を受けるためには、幾つかの条件をクリアする必要があります。
臨床経験6年以上であることや、日本心療内科学会、もしくは日本心身医学会の会員として4年以上経過していることなど、申請資格を得るだけでもある程度の時間が必要です。

もしこれらの条件をクリアしているのであれば、資格取得を目指さないのはもったいないことです。
是非専門医の資格を取り、それを転職活動に活かしましょう。
転職活動を有利に進められることは間違いありません。