専門的な知識やスキルを持った医師を「肝臓専門医」として認定しようとする動き

肝臓病は、それによっては命に関わることがあります。
程度にもよりますが、内臓の中でも人が生きていくために非常に重要な役割を担っているため、一度壊せばずっとそれを抱えて生きていかなければならないことも多く、それだけに肝臓病と向き合う医師には専門的で高度な知識やスキルなどが求められるのです。

そうした肝臓病に関する専門的な知識やスキルを持った医師を、「肝臓専門医」として認定し、肝臓病の分野の発展を図ろうとする動きがあります。

どの分野でもこの専門医制度はありますが、この肝臓の分野は、今後より注目を集め、ニーズが高まることは間違いないでしょう。
年々、着実に肝臓病の専門医の数が増えていることからも、注目度の高さがうかがえます。

肝臓専門医になる為の条件

肝臓専門医になるには、肝臓専門医認定試験をパスしなければいけません。
この認定試験は一般社団法人日本肝臓学会が実施しています。

医師免許を有し、当学会の会員であることが、受験資格を得るための条件の一つ。
そのほかにも、認定された施設で肝臓病に関する臨床研修を受けていなければならず、また、総合内科専門医や放射線診断専門医など、あらかじめ定められた専門医、あるいは認定医の資格を有していることも、受験資格の一つとなります。

これらの条件をクリアして初めて認定試験を受けることができるのですが、その他にも受験料や、もし合格したら認定料も別途支払う必要があります。
医師にとって受験料や認定料はさほど大きなハードルとはならないと思いますが、専門医になるにはそれなりの準備が必要であることは覚えておきましょう。

あらかじめ受験申請書や履歴書、医師免許証の写しや研修修了証明書などの提出も求められます。
上記の各条件を充たしていることを証明するためです。

もし受験を視野に入れているのであれば、すべての条件をクリアしているかどうか、あるいは、クリア可能かどうかを詳細にチェックしておかなければいけません。
ちなみに、試験方法は筆記試験です。
そのため、試験対策などにも取り組まなければ合格は難しいでしょう。

「肝臓専門医」になるメリット

肝臓専門医認定試験に合格し、晴れて専門医になることができると、どういった点でメリットがあるのでしょうか。
転職を考えている人は、その資格を利用することができます。
肝臓病に関する深い知識と経験があると判断されるため、そうした医師を欲している医療施設では、喉から手が出るほど欲しい存在となるでしょう。

応募書類対策や面接対策なども必要ですが、専門医資格があるだけで、他の応募者よりも一歩リードした状態で面接等に臨むことができるはずです。